ご報告

こんにちは。代表の濱田です。


皆さま、お元気でしょうか。

さて、今月のしゅりるですが、3月31日9時より開催したいと思っております。

(緊急事態宣言が継続していた場合、外でのみ開催とさせていただきます)

今回は、健康を意識してスラックレールを体験させていただこうと思っております。



話は変わってしまいますが、ご報告させていただきます。

代表の濱田はこのたび、大正大学大学院にて、無事、修士論文の審査に通りました。

「三階教の無尽蔵院の研究」というタイトルで、中国唐代(600~700年代頃)に存在していた三階教という教団(現在は存在しません)を調査しました。

三階教は無尽蔵院という施設を独自に作り、布施で集めた資金を貧困者に提供するという福祉事業を行っていました。ところがなぜか、武則天(則天武后)という女性の為政者に禁圧をされ、結果的に勢力が落ちていくこととなりました。

三階教は禁圧されたため、関連文献は焚書となっており、資料が少ないことが研究の課題となっていましたが、1世紀程前に敦煌にてスタイン本・ペリオ本と呼ばれる資料が大量発掘されたことにより、だいぶ研究が進んでいました。これらの資料は仏教文献だけでなく、当時の貸付証文や、生活に関する記録なども多く、全く貴重ではないものも多い一方、当時のありのままの姿が見れるとして、新たに研究されたりしています。


(1)唐代の寺院が、天候災害下の農民に無利子貸付を行っていたと推定できる事例

(2)唐代の金融政策や天候災害による物価の変動の比較による、三階教文献『大乗法界無尽蔵釈』の製作年代の推定

(3)三階教文献『大乗法界無尽蔵釈』『無尽蔵法略説』及び、中国の歴史資料における、三階教の寄進者層の変化と、布施物の変化

これらを検討した結果、当初、物(粟米)での寄進であったにも関わらず、保有資産が主に金融資産(銭・絹・金玉など)であったことや、後期では貴族層が金銭で布施をしていることが歴史資料に述べられていることから、寄進者層が貧困者から貴族層に変化していったのではないかと推察し、貴族層の寄進資本による福祉事業へと展開していったと推定しました。


しゅりるの活動も、地域の経済活動や福祉事業と関連づけて、やってきたことが、論文にも反映されたのではないかと思っています。ありがとうございました。そして、これからも宜しくお願い致します。

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